「やっぱり最近、食ってねぇの?」 「んーそんな事は無いよ」 玲に心配かけたくなくて、笑顔を作る。 「…まぁならいいけど〜」 それよりも、さっきの言葉の続きが気になってしょうがない。 「2人とも教室戻りなねー」 保健の先生に促されてお礼を言ってから教室に向かう。 「今日の実行委員これそうか?」 「うん!もうすっかり元気モリモリ!」 「やっぱ男並みの胃袋持ってる奴には勝てねぇな」 「ちょっ…持ってないしー!」 べっーと舌を出して笑う玲を追いかけて、私達は教室に入った。