玲に実行委員の話をすると、統夜と一緒だという事に少し渋ってた。
なんでかは未だ謎だけど…
それから1週間会議ばかりだったけど
着々と準備は進み
いよいよ今日から作成が始まる
学校に行くと玲が手を振って来た。
しっぽまで見える気がしてくるよ…
ほんと、犬っぽいなぁ
「優華!おはよ!」
前の出来事を少しだけ気まづく思っていたのは私の方だけだった様で、
玲はいつもと変わらない笑顔をしていた。
「…って、お前、なんか痩せた?」
「んー…そうかな?」
痩せたとは思っていなかったけど
ここ最近食欲ない。
「気のせいか、優華だもんな」
「って、こらぁ〜!」
教室からダッシュで逃げる玲を追いかける
「ばかれっーーっうわ」
机に引っかかっていた荷物の紐に
躓き床と接吻した。
「…」
「だっせぇー優華!」
「……」
「…優華?」
ざわついた教室も静まり返る
私はそこで気を失ってしまった。
「優華!!」
「待て、俺が運ぶ」
「あっおい、統夜っ!?」

