「…はっ!?」




今度は私が言ってしまった…



「転校して来たばっかなのに偉いな〜統夜」



「ちょっと、なんでっ…」



「先生、困ってるみたいだし」


1時間潰して決めた役員は無事に決まった。







統夜と玲と3人でできるかなんて分からない



けど、言ってしまったからにはやるしかない



「じゃあ、頑張れよ二人とも!」



そうだ、頑張らない事には始まらない!


成せばなんとかなる!


「んまぁ、よろしくな」



ニッと不敵な笑みを浮かべた統夜。


「…っよ、よろしく」



どこか歯痒くて、懐かしくもあった。



絶対、成功させたいな…ーー。



「なに、あの2人…」



そんなあの子の声は、



がやがやとうるさい教室に消えた。