翼は、キョトンとした顔であたしを見て、手を止めた。
「翼はかっこいいよ。知ってたよ。分かってたよ。でもさ、何回「お名前は?」とか「連絡先交換しませんか?」とか言われたの?おととしよりも全然パワーアップしてるじゃん」
「何だ、パワーアップって」
「明日はもっと声かけられるんでしょ?似合いすぎなんだよ、そのサンタ」
サンタ帽子がなくても、どうせ翼はモテるけど。
ふくれるあたしを見て、翼は笑う。
「褒めてんのか、けなしてんのか、どっちなんだよ。ヤキモチでも妬いてんのか」
「うん」
「翼はかっこいいよ。知ってたよ。分かってたよ。でもさ、何回「お名前は?」とか「連絡先交換しませんか?」とか言われたの?おととしよりも全然パワーアップしてるじゃん」
「何だ、パワーアップって」
「明日はもっと声かけられるんでしょ?似合いすぎなんだよ、そのサンタ」
サンタ帽子がなくても、どうせ翼はモテるけど。
ふくれるあたしを見て、翼は笑う。
「褒めてんのか、けなしてんのか、どっちなんだよ。ヤキモチでも妬いてんのか」
「うん」



