過去の事は、記憶から追い出した 私は、護さんの妻なんだからしっかりきゃあ そろそろ護さんも帰宅する時間 夕飯の支度に取りかかった 今日は確か和風の日だったはず 鼻唄まじりに包丁がリズムカルに跳ねていた。 ドアの開く音がした 「いい匂いだな、おっ、和食か?俺好みだ」 「護さんおかえりなさい」と立川の首に腕をまわし、キスを落とした