「……」
楠木が壇上で閉会のスピーチをしているけれど、私には右耳から左耳へとすり抜けていく状態。
その間あれこれ考えていた。
今思い返せば、周りの人たちがスポンサー絡みの話題になると微妙な表情を浮かべ、口が重くなった。
お茶を濁していた。
特にリブラン社関連の話題の場合は。
やはりみんな隠してたんだ。
どうして私だけに?
マスコミにもたびたび登場するような有名冒険家・楠木暁と、スポンサー令嬢兼副社長との恋愛関係。
あまり大っぴらにはできないってことなのだろう。
どう考えても響さんも事実を知っていて、私には隠していた。
古参の協力者たちは暗黙の了解だろうけど、新参者でまだ信頼の薄い私には、真実は打ち明けられなかったのかもしれない。
信頼の置けぬ人の場合、外部であれこれ言い触らす危険性もあるとのことで。
おそらくはそんな事情があってのことなんだろうけど、楠木の恋人の存在を組織ぐるみで隠していたとは……。
何も知らなかったことに衝撃を受けていた。
楠木が壇上で閉会のスピーチをしているけれど、私には右耳から左耳へとすり抜けていく状態。
その間あれこれ考えていた。
今思い返せば、周りの人たちがスポンサー絡みの話題になると微妙な表情を浮かべ、口が重くなった。
お茶を濁していた。
特にリブラン社関連の話題の場合は。
やはりみんな隠してたんだ。
どうして私だけに?
マスコミにもたびたび登場するような有名冒険家・楠木暁と、スポンサー令嬢兼副社長との恋愛関係。
あまり大っぴらにはできないってことなのだろう。
どう考えても響さんも事実を知っていて、私には隠していた。
古参の協力者たちは暗黙の了解だろうけど、新参者でまだ信頼の薄い私には、真実は打ち明けられなかったのかもしれない。
信頼の置けぬ人の場合、外部であれこれ言い触らす危険性もあるとのことで。
おそらくはそんな事情があってのことなんだろうけど、楠木の恋人の存在を組織ぐるみで隠していたとは……。
何も知らなかったことに衝撃を受けていた。



