愛を込めて極北

 「往来の迷惑になるので、普通に走りますね」


 間もなく前方に、渋滞の原因が見えてきた。


 パトカーが何台か並んでおり、「事故処理」の表示が。


 追突事故が発生し、左側車線に停止し事故処理にあたっていたため、二車線道路の左側一車線が塞がれ、実質一車線と化しており渋滞に拍車がかかっていた。


 事故現場を何とか通過すると、その後は一気にすいてきて、スムーズに走行可能。


 事務所まであっという間に戻ることができた。


 お留守番中の大学院生を呼び出して、買い込んできた栄養補助食品満載の段ボールを運び込んでもらう。


 あと数か月後の出発へ向けて、今のうちから少しずつ準備段階は始まっていた。