……。
「……免許証置き忘れてきたって最初に話してくださったらよかったのに」
なぜ私をしつこく指名するのかよく分からないまま、私の車の助手席に楠木を乗せて出発した直後。
ばつが悪そうに「喫茶店に免許を忘れてきた」と楠木は白状した。
午前中、札幌市内の知り合いの喫茶店内イベントスペースにて、楠木が北極圏で撮影した写真の展示会が始まった。
そこに開店直後から挨拶に出向いて、ついでにコーヒーを一杯ごちそうになり一休みしてきたものの、その際免許証を置き忘れてきたようだ。
事務所に戻る直前に気付いたが、引き返したりしてもしも途中で何かハプニングが発生し、警察に免許提示を求められでもしたら……。
「免許不携帯がバレて、違反になるからな」
事務所にいた二人のうち、男子大学生は運転免許を持っておらず、雪が解けた今の時期は事務所に自転車で通ってくる。
唯一免許保持者の私に、白羽の矢が立ったわけで……。
しかも現時点では免許不携帯の楠木を助手席に乗せ、私が運転手となっている。
「……免許証置き忘れてきたって最初に話してくださったらよかったのに」
なぜ私をしつこく指名するのかよく分からないまま、私の車の助手席に楠木を乗せて出発した直後。
ばつが悪そうに「喫茶店に免許を忘れてきた」と楠木は白状した。
午前中、札幌市内の知り合いの喫茶店内イベントスペースにて、楠木が北極圏で撮影した写真の展示会が始まった。
そこに開店直後から挨拶に出向いて、ついでにコーヒーを一杯ごちそうになり一休みしてきたものの、その際免許証を置き忘れてきたようだ。
事務所に戻る直前に気付いたが、引き返したりしてもしも途中で何かハプニングが発生し、警察に免許提示を求められでもしたら……。
「免許不携帯がバレて、違反になるからな」
事務所にいた二人のうち、男子大学生は運転免許を持っておらず、雪が解けた今の時期は事務所に自転車で通ってくる。
唯一免許保持者の私に、白羽の矢が立ったわけで……。
しかも現時点では免許不携帯の楠木を助手席に乗せ、私が運転手となっている。



