「落ち着いた頃を見計らって、お見舞いに行きましょう」
響さんに提案された。
楠木はしばらく、自宅で療養という名の元、謹慎しているようだ。
悪いことをしたとは思っていないものの、想定以上のバッシングだったため、変に周りを刺激して身内に迷惑をかけることは避けたいとのことで。
全ての予定をキャンセルして、この夏は自宅で静かに過ごすことにしたのだった。
……響さんとの待ち合わせは、楠木の自宅兼事務所前。
いつもだったら響さんが私の家まで迎えに来てくれるのに、この待ち合わせ方法は異例といえば異例だった。
するとメールが届いた。
私がまさに楠木の家の前に着いたタイミングで。
「ごめん急用で行けなくなった!」
えっ、そんな!
私一人で行くのも、どうかと思うし。
どうしよう……と悩んでいたところ。
いきなり玄関のドアが開いた。
「今響さんから電話があって、二人でお見舞いに来る約束だったんだけど、急に用事が入ったとかで、お前に謝っておいてくれって」
もしかして……、これは意図的なもの?
響さんが、私と楠木を二人きりにしようって企んだとか?
「……ここじゃ周囲の目があるから、とりあえず事務所の中に入らない?」
「そうですね」
自己責任論でバッシングされている人が、自宅前で女と立ち話をしているのをマスコミに激写でもされたら、ますます立場が悪くなるかもしれない。
響さんに提案された。
楠木はしばらく、自宅で療養という名の元、謹慎しているようだ。
悪いことをしたとは思っていないものの、想定以上のバッシングだったため、変に周りを刺激して身内に迷惑をかけることは避けたいとのことで。
全ての予定をキャンセルして、この夏は自宅で静かに過ごすことにしたのだった。
……響さんとの待ち合わせは、楠木の自宅兼事務所前。
いつもだったら響さんが私の家まで迎えに来てくれるのに、この待ち合わせ方法は異例といえば異例だった。
するとメールが届いた。
私がまさに楠木の家の前に着いたタイミングで。
「ごめん急用で行けなくなった!」
えっ、そんな!
私一人で行くのも、どうかと思うし。
どうしよう……と悩んでいたところ。
いきなり玄関のドアが開いた。
「今響さんから電話があって、二人でお見舞いに来る約束だったんだけど、急に用事が入ったとかで、お前に謝っておいてくれって」
もしかして……、これは意図的なもの?
響さんが、私と楠木を二人きりにしようって企んだとか?
「……ここじゃ周囲の目があるから、とりあえず事務所の中に入らない?」
「そうですね」
自己責任論でバッシングされている人が、自宅前で女と立ち話をしているのをマスコミに激写でもされたら、ますます立場が悪くなるかもしれない。



