愛を込めて極北

 ……捜索隊に発見された楠木は、その後間もなく霧が晴れたため着陸可能となった捜索機に収容されて、ジョアヘヴンの診療所へと担ぎ込まれた。


 一週間近い遭難状態で衰弱はしていたものの、命には別状はなかったが、念のためイエローナイフの大きな病院にて診察をしてもらうことになった。


 空路イエローナイフに飛び、改めて診察。


 重症化していたら、そこからさらにバンクーバーなどの大都市にて専門医の診察が必要だったけれど、一週間ほどの入院治療で大丈夫とのこと。


 そのままイエローナイフの病院にて、入院することとなった。


 予定通り一週間後に退院し、帰国。


 ワイドショーなどで騒ぎとなっているばかりか、一部バッシングのような声も上がっていることを配慮して、人目につかぬようひっそりと帰国する羽目に。


 北海道行きの便に飛び乗り、慌しく帰宅。


 しばらくは自宅にて休養することになった。