ひとびとがまちこがれていた、ふたりのけっこんしき。
色とりどりのたべものが用意されていて、みんなおいしそうに、たいらげていきます。

ひとびとにかこまれるようにして、ベガとアルタイルは、ずっとほほえんでいました。
ふたりを見まもる王さまたちも、えがおをたやすことは、ありませんでした。

けっこんしきは、おおいにもりあがりました。
よりそうふたりのすがたは、これからのふたつの国を、あらわしているようでもありました。

もう、みにくいあらそいなどは、どこにもありません。

みわたすかぎり、のどかな草げんやはらっぱ、ゆきかう人のえがおばかり。
きこえてくるのは、鳥の歌声、さらさらとながれる川の音、山や森のおだやかなささやき、ひとびとのわらう声。


ふたりはいつまでも、しあわせだったそうです。
ふたつの国のへいわもまた、いつまでもつづくのです。