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遠き日、創造主はアンダルテに5人の天の使いを連れて降り立った。
そしてアンダルテを5つに分け、それぞれに土地を与え治めさせた。
創造主はその中央に祖の森デュペルをつくり、自らはそこに暮らし5人を見守ったのだ。
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「こうして創造主によって創られたのが祖の森です。
彼は自身の身の回りの世話や5人の天使を見守る役として人間を創りました。
それが姫様もご存じのデュペル人なのです。
また、一方で5人の天使たちもそれぞれの土地で人間を生み出しました。
天使たちの名前は現在国の名前にもなっています。
もうお分かりですよね?モルゼ、ディストリア、ランドルフ、エルガーべ、ドレインです。
彼らはみなそれぞれ異なる性格をもちました。
よって彼らが生み出した人間もそれぞれの国で異なる性質をもつのです。
モルゼ人は温厚、ディストリア人は厳格、ランドルフ人は蛮骨、エルガーべ人は誠実、ドレイン人は狡猾。あくまでも傾向なのですべての人がというわけではないですが…。」
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