怪しすぎるけど……声をかけてパラソルの外に連れださないとせっかくこんな綺麗な海に来たのにもったいない。


これは……俺の仕事だなっ♪

と軽い足でパラソルの方へ。


「海に行こうぜ、ハニー?」


とパラソルの姫に手を差し延べる。


フッ……決まった。

今の俺、最高にカッコよかったな、うんww



………ってあれ?


いつまでたっても差し延べた手に女の子独特の柔らかい感触と温もりが感じられない。


………おかしい。



「マイ スウィート ハニー 奏?」


奏『―――ねん。』


ん?


奏『なんでビキニやねーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!』


「っ!!!!!!!!!!!!」



み…耳が………。


奏の叫び声を間近で喰らう。


こんなの前にもなかった………っけ……。



バタ。



(認『ご愁傷様です。』)