奏『本当いい奴らだよな……。』
わかってるよ……そんなこと……。
お前以上に俺は、アイツらと一緒にいるんだから。
奏『でも。』
“でも”?
奏『お前はそれでいいのか?
お前だけが、子供のまま成長しないで、我が儘言うのか?
お前は、ずっとアイツらにそんな我が儘に付き合わすのか?』
――グサリと心に刺さった。
奏『何があったかは、知らねぇ。
でもな俺には、今のお前は“過去”という殻を破るどころか、自分から身を閉じ込めているようにしか見えねぇ。
傷つくの恐れてたら、前すら見えねぇし、ましてや進めねぇぞ?
傷ついてこそ……人って生きてるんだ。
傷ついて…傷つくことから学んで前に進めるんだ。』

