『暴君女』


『イケメン』


『男前』



なんて言われた私にだって

乙女の顔になる時はある。




彼の表情を見る時。




目尻をくしゃっとさせて笑う時。

少し困った顔の上目遣いをする時。

時々見せてくれる色っぽい表情の時。

ケモノのようにワイルドな時。


光るものを見る時の透き通った瞳。




彼は決して中心に立つ人物なんかじゃない。

けれど、彼の個性は周りの個性も明るくする。




まるで『星』のように。