溺愛妖狐ひろいました



「オムライスにしてみました」

「・・・サンキュ」



遊佐先輩の部屋は、意外にも綺麗であまりもののないシンプルな部屋だった。
キッチンを借りている間に、先輩はスーツから着替えを済ませ戻ってきてソファに座る。



「着がえ、問題なかったですか?」

「ああ。まぁ、時間かかったけどな」

「よかったです」



さすがに着替えは手伝えないしよかった。
テーブルにオムライスとサラダを用意する。



「先輩、料理されるんですね」

「ん?ああ、まぁ、軽くな」

「冷蔵庫、食材いろいろあったんで驚きました」

「・・・お前は食べねぇの?」

「え、あ、はい。家に用意しているので」

「ふぅん」



用意しているっていうのは嘘だけど、家でミコトが待ってるしね。
ミコトになにも連絡できてないけど、大丈夫かな。

こんな事なら電話の出方とか教えておけばよかったな。