溺愛妖狐ひろいました



「骨が折れてなくてよかったです・・・」

「ああ」

「でも、しばらく不便なことに変わりないですよね・・・。本当にすみません」

「別に、これくらいどうってことねぇよ。2週間くらいで完治するって言われたし。痛みはもう少し早くとれるって言ってただろ」

「でも・・・」



仕事にだって支障をきたすだろうし、それだけじゃなくて日常生活だって・・・。
私のせいで。



「私にできる事ならなんでもします。だから、遠慮なく言ってください!」

「なんでもって・・・」

「とりあえず、家まで送ります。荷物、持ちますね」

「は?別にいいって。荷物とか右手で持てるし」

「やらせてください!」



もった荷物を奪われないようぎゅっと握りしめる。
ちゃんとお詫びしないと、私の心が軽くならない。

こういうのもお節介っていうんだろうか。
でも、私のせいだし。



「タクシー待たせてるので行きましょう」

「・・・はぁ」



呆れ気味にため息をはかれる。
やっぱり、ずうずうしかったかな。
迷惑だったかな。