「どうしてって。こんな身体冷たくして。こんなの見たら心配するに決まってるでしょ」
「なんで・・・」
「なんで?・・・ミコトの事が大切だって思うからよ」
未だ知り合ってあまり時間は経ってない。
それでも、いろいろと世話を焼いているうちに情だって出てくる。
ミコトの可愛いところとか、私の世話焼きを純粋無垢に受け入れてくれることとか。
ミコトがミコトだから、私は世話を焼きたいって思って。
少しでもミコトが暮らしやすいように、ここにいて安心できるようにしたいって。
「私は、ミコトを受け入れるって決めたの。だから、簡単に放り出したりしたくないの。世話を焼くって決めた責任があるの」
「亜子・・・」
ミコトの身体が少しでも温まるように手で何度も擦る。
そろそろお風呂も沸いたころかな。
「ミコト、とりあえずお風呂であったまってきて。しっかり肩までつかって温まるのよ」
「うん」
「うん。じゃあ、私は温かい飲み物用意しておくから」
ミコトをお風呂場に送り出す。
私はその間にホットココアを作ろうと準備を進めた。


