溺愛妖狐ひろいました



「ミコト、あのね。昨日のことなんだけど」


食事を済ませ、顔を見合わせ話を切り出した。
ミコトはピクッと身体を震わせる。



「あの、ごめ・・・おれ・・・」

「大丈夫だから、怯えないで。あのね、確かにすごく怖くて、朝もミコトのこと怖がっちゃったけど、そうじゃないから」

「そうじゃない・・・?」

「うん。ミコトが自分の意思でやったことじゃないってわかってる。寝ぼけてただけだって」



ミコトは私とは違う妖狐。
そう思うと、いろんなことが未知で怖い。



「だからね、ミコトもあまり気にしすぎないで」

「・・・うん」



そういっても、すぐに元のミコトには戻れないよね。
私だって、少しは身構えてしまってると思うし。



「お風呂入って、寝よっか」

「うん」



どうしたらいいのかな。
時間が過ぎるのを待つしかないのかな。
いくら気にしないでと口で言ったってダメだよね。



難しい。