溺愛妖狐ひろいました



「先輩も、買い物ですか?」

「ん?ああ、そうそう。いろいろと入用のものを買いにな」

「そうなんですね・・・」




優しい笑顔。
いつ見てもかっこよくて優しさがにじみ出ているようなそんな感じで。




「武くん・・・?」

「あ、ああ。ごめん。職場の後輩なんだ」




金田先輩を伺うように声をかけてきたのは、すらっとスタイルよく綺麗なロングヘアの美人な女の人。
金田先輩と並ぶととても絵になるその人は・・・。

ツクン・・・。
きっと。



「職場の人?初めまして。私、土屋美奈子といいます。いつも武くんがお世話になってます」

「い、いえ。私は金田先輩の後輩の雨宮亜子といいます。私の方がいつも先輩にはお世話になって、ご迷惑をたくさんかけていて・・・」

「おいおい。堅苦しい挨拶とかほんといいから」

「ふふっ、一回こういうのやってみたかったの」




楽しそうに笑う美奈子さんはとても綺麗で眩しかった。
そんな美奈子さんを見ながら、先輩も幸せそうにほほ笑む。

ああ、お似合いすぎる。
私の入る隙なんて、もともとなかった。