溺愛妖狐ひろいました




「ぎやぁあああ!!!」




お風呂場からけたたましい叫び声が。
私は慌ててお風呂場の前まで戻った。



「ミコト!?どうしたの?」

「うぅぅっ、亜子っ、助けっ、目が、目がっ」




助けを求める声が中から聞こえる。
目に泡が入っちゃったのかな。
助けてあげたいけど、でも、ミコトは人の姿で、今は裸の状態で・・・。



「いた、痛いっ」

「・・・、わ、わかったから!ちょっと待って!」




もう、恥ずかしいとかそんな事言ってる場合じゃない。
私は意を決してタオルを掴むとお風呂場の戸を開けた。

真っ先に座っていたミコトの腰元にタオルをかける。



「うへぇ、あこぉ」



目をごしごしと拭いながら泣き声をあげるミコト。
案の定、目に泡が入ったようだ。

というか、髪どころか顔中泡だらけ。
どうしたらこうなるの・・・。