溺愛妖狐ひろいました



まるで捨てられた子犬みたいな・・・。
こんな顔されたら放っておくことなんてできるわけないよ。




「じゃあ・・・、記憶が戻るまでいる・・・?記憶が戻ったら、戻る場所を思い出すかもしれないし」

「・・・うん!」




パアアッと顔色が変わり、光がさしたように明るくなる。
求められることに悪い気はしないし、お節介な私の性格上頼られることは嬉しいことだ。


私のお節介に、ミコトは嫌な顔一つしない。
むしろ喜んでくれる。


そのことが、私の心を救ってくれてる。





「とりあえず、元気になったならお風呂に入ろう」

「おふろ?」

「うん。汗かいただろうし。怪我してたから身体は拭いてあるけど、もう怪我も治ってきてるみたいだし染みないでしょ?」

「・・・うん」

「お風呂の準備するからちょっと待っててね」



ここで生活をするのなら、人の生活を教えていかなくちゃ。
必要最低限の事が出来るように、常識とかいろいろ教えて・・・。


なんだか、楽しくなってるみたいだ。