溺愛妖狐ひろいました



「亜子。・・・後悔してない?」

「後悔?なんで?」




二人でベッドに横になって私は尊に抱きしめられている状態で顔をあげる。
少しだけ不安そうな尊の表情。




「・・・遊佐の匂いがした。一緒に、いたんでしょう?」

「気づいてたのに、今まで気づかないふりしていたの?」

「フリというか・・・。言ったらまた亜子に怒られると思って」



我慢していたんだ。
そんなミコトの成長になんだか可愛らしく思えてギュウッと尊の身体を抱きしめた。




「亜子?」

「告白された。・・・でも、尊が好きだって断ったの」

「本当に、よかった?」




尊にしては珍しい。
いつもならそんな風に遠慮がちなこと言わない。
なんでそんなに弱気なんだろう。




「おれ・・・妖狐だし。罪人だから・・・」

「今まで、そんな事気にしてなかったじゃない」