溺愛妖狐ひろいました



「どういうこと・・・?」

「お前、なにを被ってきた」

「被る・・・?」

「お前から、感じた事のない気配を感じる」




気配って・・・。
考えを巡らせてみてハッとした。
そう言えば、遊佐先輩が魔除けの塩だって・・・。




「あの、尊の事がばれた先輩に、魔除けの塩だって言われて振りかけられたんだけど・・・」

「チッ、それだな。・・・もっとも、それは魔除けというよりはその本人の視る力を封じるモノのようだが」

「視る力・・・?それは、妖怪を視る力ってこと?」

「ああ」




本当に、力のあるものだったんだ。
気休めとかじゃなくて。




「じゃあ、ここに尊がいないように思えるのは、私が見えていないってこと?」

「ああ、そういうことになる」

「でも、白銀の事は見えてるよ?」




白銀だって同じ妖狐なのに。
どうして白銀の事は見えるの?