溺愛妖狐ひろいました



それにしても、この二人。
やっぱりなんだかんだと仲がいいんだわ。

お互いを認め合っているというか。




「おかわりもあるんで、食べてね」

「わぁい!いっぱい食べる!」




尊はすっかり懐っこいいつもの尊に戻っていて。
それでもどこか、記憶をなくしていた頃とは少し違う気もして。

でも、なにかふっ切れたようなスッキリした空気を感じる。
きっと、白銀もそれを感じているんだろう。



「そもそも、せまっ苦しい部屋だな」

「文句があるなら出てってくれてかまわないけど」

「それはできんな。言っただろう、俺は監視役だと」

「シロは真面目だから、亜子が堅苦しいって」

「なんだと?文句を言われる筋合いはない」




両極端なんだ二人とも。
人懐っこく明るい尊と、堅苦しくクールな白銀。
元は同じ巴様のところにいたというけれど、うまくやっていっていたのか不思議だ。




「でも、面白いでしょ?毛色真っ黒なのにシロだって」

「貴様、いつもいつも、馬鹿にしてるのか!」

「してないよ!面白いねって話」

「それがバカにしてると言っているのだろうが!」