溺愛妖狐ひろいました



何度も言い聞かせて置いてきたけど、やっぱり心配だな・・・。
でも、確かに無理に引きとめるわけにはいかないし。
もしどこか行くところがあるなら、そっちに戻った方がいいのかも・・・。
妖怪の事なんてよくわからないし。



「おはよう、亜子」

「あ、秋穂おはよう」




丁度玄関で秋穂に会う。
働いているフロアは一緒だから一緒にエレベーターに乗り込んだ。



「大丈夫?」

「え?」

「やっぱ、相当ショックだったんだよね。先輩の事」

「え、あ、昨日!?違うの。昨日休んだのはそのせいじゃなくて・・・」



秋穂からしたらそうとられちゃうよね。
私の気持ち知っていたし、私が失恋したってことも知ってたし。




「確かにショックだったけど、それで仕事を休んだりしないよ。有給もたまってたし、ちょっと家でいろいろあって」




妖怪を拾ったなんて言えない・・・。