溺愛妖狐ひろいました



そんなの、嫌だ。
巴の側にいるって決めたんだ。


だって、おれには巴しかいない。




大切だって。
大事だって、尊いって言ってくれるのは、巴だけ。




生まれて巴だけだった。




「巴様だって、そんなこと望んではいないのだから」




シロはいつだってそうだ。
自分が誰よりも巴のことをわかっている風で。


そんなことない。
おれだって巴の事知った。
おれだって、わかってる。





巴だって、おれともっと一緒にいたいって思ってくれてるはず。




だってそうじゃなきゃ、悲しいよ。
だって、じゃあどうして俺を拾ったの。





おれは、巴に救われたのに。
巴は誰が救うの。