溺愛妖狐ひろいました



「シロ、おれ・・・もう少し亜子といたい。ちゃんと、罰は受けるから。もう少しだけ・・・」

「尊・・・」

「お前の様子次第で猶予を与えてもいいと言われている」

「じゃあ!」




パアアッと嬉しそうに輝く表情。
猶予・・・。
私はその言葉に、少し胸が痛む。


罰を受けなくてすむわけじゃない。
ただ、少しそれが先になるだけ。
尊は、それでもいいって言っているの・・・?




「しばしの間だけだ」

「ありがとう!シロ!」

「うるさい。その代わり。その間、俺もここに住まわせてもらう」




しんみりと感傷に浸っていた私の耳に、耳を疑う言葉。
ん、んん?
今、なんて?



「い、今なんて」

「俺もここに住まわせてもらうと言った」

「は、はあああ!?」

「監視のためだ。当然だろう」




私の意見は無視ですか?
そ、そりゃあ、それで尊の罰がとりあえず保留になるというのなら考えないこともないけれど。

伺いを立ててくれてもいいんじゃない?