溺愛妖狐ひろいました



もしかして、遊佐先輩も私と同じで異変に気づいてる?





「あんな若くして部長に、それも中途採用でとか。どんな手使ったんだろうな。コネか?」

「そ、そこですか・・・」




ガクッと肩を落とし机に突っ伏した。
期待した私がばかだった。




「は?なにが」

「・・・なんでもないです」




少しだけ期待した私がバカでした。
遊佐先輩ももれなくか。


どういうカラクリなんだろう。
マジックとかそういう感じのもの?



じゃあ、種は?仕掛けは?




「で、遊佐先輩何か用があるんじゃ・・・」



先輩が用もなく仕事中に絡んでくるのは珍しいし。
そう思って声をかけると、ああ、と思い出したように声をあげ私に資料を手渡した。




「ちょっとこのプランの宣伝用にチラシ作ってくれないか?」

「え?デザインするってことですか?どうして私・・・」

「こないだのイベントの時、ブースの設置案の絵が綺麗だったから」




サラリと褒められると絆されてしまう。
でも、任せてもらえるのは嬉しい。