溺愛妖狐ひろいました



昼休憩ももうすぐ終わる。
戻る前にお手洗いに行こうと化粧室に向かった。



個室に入り、はぁ、と息を吐く。



なんだか自己嫌悪。
私ってほんと、小さい人間なんだな。


尊が納得できるようにちゃんと話せばよかった。
感情的になって叱りつけるみたいに・・・。
それでも尊がなにも言わないことをいいことに私、いい気になってた。


反省・・・。





「・・・キャッ!?」




突然、上から水が大量に降ってきた。
全身びしょ濡れになって、いったい何が起きたのか、よくわからない。




「な、なに・・・」




タタタタタ、と個室の外で人が走り去っていく足音を聞く。
なにこれ・・・、馬鹿みたい。


こんな子どもじみたこと・・・。




「最低・・・」




なんで私がこんな目に・・・。