「ほっとけぇき!美味しい!」
「そっか、よかった」
「ふわふわであまくてとろけます!おいしいです!」
どっかの食レポをする芸能人みたいな発言を繰り広げるミコト。
テレビで仕入れた情報だろうな。
「ミコトが入れてくれたコーヒーも、濃さが丁度よくて美味しいです」
「ほんと!?やった!亜子は、スプーン1杯とちょっと。お湯はぐらぐら熱め」
「そう。よく覚えたね。ミコトはぐつぐつぬるめでスプーン1杯だよね」
「うん。おれ熱いの飲めない」
ミコトの新しく知ったことのもう一つ。
猫舌。
フゥフゥと冷ますのがへたくそで、うまくできない。
「ミコト、仕事どう?楽しい?」
「亜子といれるから、楽しい!」
「そっか」
なんでも私基準なんだな・・・。
嬉しいけど、このままでいいんだろうか。
そういつも思う。


