溺愛妖狐ひろいました



とりあえず・・・。
わけわからない状況放置できない・・・。


仕方なく、私は会社に電話を入れ有給で休みをもらった。
私の仕事落ち着いててよかった。

有給も一度も使ってなかったし。



「と、とりあえず。あの、あなたはいったい・・・なんなの?」



手当てを終え布団のカバーを洗濯に回した後、落ち着いて狐と向き合う。
非現実でも、現に喋って見せたこの狐。




「・・・お前に話す義理はない」




警戒しているのか、狐は丸まったまま顔をあげようとしない。
人間の事、嫌いなのかな・・・。

なにか、嫌な事されたんだろうか。
この怪我も、もしかしたら人間に・・・?




「私は、死にそうだったあなたの手当てをしたの。話をきく理由くらいにはなるでしょ」

「頼んでない」

「だけど!あなた、死んじゃってたかもでしょ!」




強情な狐め!