溺愛妖狐ひろいました



テレビで見たものが美味しそうに見えて食べたくなる経験私にもある。
見たものを食べたくなって、夕飯の参考にしたりもする。



「違う!おれが作りたいの!」

「・・・えっ?ミコトが?」

「うん。おれハンバーグ作りたい」




目を輝かせていた理由は、そういうこと?
食べたいんじゃなくて、作って食べたいってこと。

ミコトと料理・・・。
確かに、できたら楽しそうだけど。



これまで接してきて、ミコトは本当に常識的なものがない。
テレビに関してもそうだし、電話だって。
そもそも、文字は読めなかった。


妖怪って、そういうものなのかな。




「んー、じゃあ、今度の休み一緒に挑戦してみる?うまくいくかわからないけど」

「うん!やる!やりたい!」




嬉しそうにそういうと、出していた尻尾が嬉しそうにフルフル揺れる。
やばい、あの尻尾に癒される!