溺愛妖狐ひろいました



待って、なに、これは夢なの?
でも、重みを感じるし、こんなにはっきりしてるものだっけ?

訳が分からなくて混乱する。



て、ていうか。
血!?


ベッドのカバーに赤い血がついてる。
ていうか、そう言えばよく見ると手当てしたはずの包帯やガーゼが解かれてるじゃない。

狐の身体を見ると血が滲んでいる。
傷がまた開いちゃってる。




「ちょっと、どうして解いちゃったの!」




慌てて狐を抱き上げた。
狐はギョッとしたように身体をジタバタさせる。



「放せー!放せ人間!」

「ちょ、ジッとして!あなた怪我してるのよ!」



狐が喋るとか、非現実すぎる状況とか、とりあえずどうでもいいからちゃんと手当しなくちゃ。
それでも暴れる狐を何とか抑えつけながら手当てをし直した。