溺愛妖狐ひろいました



向上心って、大切なんだな。





「亜子!ハンバーグってやつ作りたい!」

「え?」




仕事を終え家についたそうそう目を輝かせながらミコトがそう言った。
突然なんだ?
というか、なんでハンバーグ?

ハンバーグって知ってるんだ。
ミコトに出したことこれまでなかったな・・・。


「どうしたの?突然」

「あの箱でやってた!にくじゅーってやつがじゅわじゅわでおいしいって!」

「箱・・・、テレビね」




日中暇だろうからとテレビの見方とか、テレビそのものの説明を一からしていたから、ミコトは好きな時にテレビをつけてみている。
これまでも、テレビで仕入れた情報を話してくれたりはしてた。
今日は、食レポの番組でも見たのだろうか。




「家で簡単に作れるって言ってた。作りたい!」

「うぅ―ん・・・。私、ハンバーグは家で作ったことないんだよね。だからうまくできるかわからないけど・・・。今度作ってあげるね」