溺愛妖狐ひろいました



半日、なんとか仕事をこなし昼休憩に入った。
遊佐先輩は今までと変わりなく、テキパキと仕事をこなしていた。

私への態度も特に変わったことはなく。


朝一番で謝った時も、特に言葉はかわさず、一言二言喋っただけだった。



「昼休憩くらいゆっくりとりなよ」

「うん・・・、そうなんだけど、私人より時間かかるから」



資料を片手にご飯を食べる私に、秋穂が苦言を漏らす。
でも確かに、目の前で仕事されたら、秋穂自身も休んだ気にならないよね・・・。



「・・・ごめん。やめとくね」

「いや、私はいいんだけどさ。亜子、かなり顔色悪いわよ」

「え?」

「無理してるんじゃない?ちゃんと寝てる?」




心配そうな秋穂の顔。
確かに昨日は寝不足だったけど、接待で仕方がないし。

今はそんな事言っている場合じゃない。
他の人だって繁忙期には身体にムチ打って頑張ってるんだから。
私だけ泣き言なんて言えないし。



「大丈夫、今日は寝るよ」

「頑張りすぎる所あるから、私は心配よ」

「ありがとう、秋穂」