溺愛妖狐ひろいました







「う・・・・」




ぼんやりと目を覚ますと、そこは見知らぬ天井。
私は、ベッドに寝かされている様だった。



ここ、どこ・・・?




「目が覚めたか」




不意に聞こえた声にハッとする。
その声は、遊佐先輩のものだった。


「え!?」




一気に覚醒して起き上がろうとすると、頭がズクンと痛んで顔を顰める。




「った・・・」

「飲みすぎだ。バカ」

「あ・・・私・・・」



そうだ、大事な接待だった・・・。
私、酔いつぶれて・・・。
先輩が、ここまで運んでくれて休ませてくれたんだ。
最低だ、恥ずかしすぎる・・・。



「ご、ごめんなさい!私、私・・・また失敗・・・」

「・・・いや、悪かった」

「え・・・?」




サーッと青ざめ慌てて頭を下げると、なぜか遊佐先輩が頭を下げた。
そのことにギョッとし目を丸くさせる。

なんで先輩が謝るの?



「な、なんで・・・?」

「席を外すべきじゃなかった。会計を済ませようと思っていたんだが、途中で電話がかかってきて戻るのが遅れた」

「そうだったんですか・・・」