溺愛妖狐ひろいました



「亜子、ごめんなさい・・・」




テーブルにつくと、ミコトがすぐにそう謝った。
私はきょとんとミコトを見る。
謝られるようなこと、あったっけ?




「な、にが?」

「おれ、カッとなって・・・。匂いの事」

「ああ、お風呂に入ることになったこと?」

「ん・・・。亜子に他の匂いがついてたの、許せなくて」

「ああ・・・」




あとでやりすぎたなって反省したのかな。
別に、怒ってるわけじゃなかったのに。
さすがに脱がされるのは困るけど・・・。



「そんなに、匂ったかな?」

「・・・うん。今日は特に。いつもは男の匂いだけじゃないし、もっと薄い」




な、なんか赤裸々すぎて恥ずかしい。
やっぱ、嗅覚鋭いんだ。

男の匂いってやっぱり遊佐先輩だよね。
脚立から落ちた時受け止めてくれたりしたし、そのせいだろうな。