光ることを忘れた太陽。


俺は、そんな尚也を見ないフリしてた。


どの道を選ぶか。


俺は、尚也といることよりも咲希ちゃんといることを選んだ。


桜蘭ちゃんを振って、咲希ちゃんを想い続けることを選んだ。



でも尚也はその選択よりも、気持ちが大切だと言った。


じゃあ、咲希ちゃんを想う気持ちが1番大切……ってこと?




「自分がどうしたいか。他の人に縛られてちゃ自分の意思じゃねーよ」


俺はこのとき、なんで気づかなかったんだろう。


尚也の、苦しそうに何かと闘っている様子に。



「……正解は1つじゃないって、身に染みてわかった気がする」


あのとき、咲希ちゃんについても尚也についても。


誰の味方でいたって、それはきっと自分の意思だった。



だからこれは、間違いなんかじゃない。


自分が誇りをもって言えるなら、それだけで正解なんだ。