光ることを忘れた太陽。


怒りや悲しみも測り知れないくらい大きくて、自分でコントロールできないときもあるかもしれない。


それでも、きっとそれを止めてくれる誰かがいる。


でも、恋する気持ちはきっと、誰にも止められない。




「尚也にも咲希にも石塚にも……みんなに迷惑かけて……っ、何がしたかったんだろう……」


その桜蘭ちゃんの後悔、すごく伝わってきたよ。


だから、だからきっと。



「話し合えば絶対伝わるよ。その気持ち」


俺に言えるのは、これくらいしかない。


あとは桜蘭ちゃんの問題だと思うから。


手を差し伸べることはできないけど、背中を押すことはできるから。



だから、今は思いっきり泣いて。


本当の、桜蘭ちゃんの素顔を見せてよ。



「石塚……っ」


桜蘭ちゃんの涙とともに、嗚咽が漏れる。


いつもは強気な桜蘭ちゃんのこんな姿、初めて見た。


でも、着飾ってないから、この方が自然体な感じがする。