いつか絶対に、腹を割って話せるときがくるよね。
だから尚也の気持ちの整理がつくまで、俺はいつまでだって待ってるから。
◇◆◇
戻ってきた2人は、スッキリしたような顔をしていた。
6時間目が終わると、尚也が教室に戻ってきて。
「突然いなくなって、すいませんでした」
それだけ言うと、俺の後ろの席に着いた。
咲希ちゃんとどんな話したんだろう。
尚也の目にはうっすらと泣いた跡が見えるから、きっと泣いてたんだ。
……俺の、せいで。
「石塚」
幻聴かと思った。
俺を呼ぶ声が聞こえて後ろを振り返ると、そこにはやっぱり尚也がいた。
そう、笑顔の尚也がいたんだ。
「尚也、俺……」
「わかってる。後で話そう」



