それが、俺が好きになった咲希ちゃんだから。
誰かのためにいつも真剣で、一生懸命で。
まっすぐに自分の気持ちを伝えられる、強い心の持ち主なんだ。
だからきっと、尚也のことを助けられる唯一の存在。
お願い、咲希ちゃん。
尚也を暗闇から救い出すのは、咲希ちゃんしかできないんだ。
だから、俺の分まで尚也に思いを伝えて。
自分の気持ちと向き合ってほしい。
「あの、先生」
1組の先生に話しかけ、咲希ちゃんが保健室に行ったと伝えると。
俺の訴えが尋常じゃなかったせいか、すごく驚かれた。
でも、「わ、わかりました」と最後は納得してくれた。
ふぅ、危なかった……。
尚也のことは、咲希ちゃんに任せよう。
でも俺だって、諦めたくない。
また……友達になりたい。



