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時間は流れ、昼休みになった。
クラスのみんなと一緒にバスケをしようと、体育館へ向かう。
もちろん、その “ みんな ” の中には尚也や桜蘭ちゃんも含まれている。
霧がかかったように晴れない心のまま、体育館に着いた。
すると、咲希ちゃん達がバレーしているのが見えた。
そこにいるのは、咲希ちゃんや凛ちゃん、そしてバレー部数名。
桜蘭ちゃんは入らないのかな。
そう思ったけど、切り替えてバスケすることにした。
そして、そこで最悪の事態が起こることになる─────。
クラスの男子が「尚也っ」と言って渡したボール。
ボーッとしていたらしい尚也は気づかず、ボールはその先へ。
そう、咲希ちゃん達のところへ転がっていく。
「咲希っ!」
本当は、本当は俺だって、咲希ちゃんのもとへ走っていきたかった。
でも、その行動をとったのは俺じゃない。
尚也だった。



