光ることを忘れた太陽。


……いや、勘違いなんかじゃない。


そのときも、尚也は確かに助けを求めてたのに。


俺はそれに気づくことなく、また傷つけてしまった。



「……なんでもない」


言いかけた言葉を必死に喉の奥で飲み込んで。


前のような “ 友達 ” という関係に戻ることを諦めたんだ。


俺がその言葉を言っていれば、尚也を救えたかもしれないのに。



“ ごめんね ”


“ 友達に戻ろう ”


その言葉さえ言えてれば、こんなに複雑にはならなかったのに。




無言のまま向かい合っていた俺達の間を、1人の声が遮る。


「石塚ー」


そう呼んで駆け寄ってきたのは、桜蘭ちゃん。



いいのかな?


彼氏である尚也が目の前にいるのに、俺と話して。


そう思ってチラッと覗いたけど、尚也はその場から動かなかった。



この様子を見て、尚也は何を思ってる?


ねぇ、尚也は今誰のことを考えてる?