光ることを忘れた太陽。


ねぇ、なんで?


あんなに好きだったじゃん。


あんなに幸せそうな顔してたじゃん。



それなのに、なんで振ったんだよ。


尚也が手放したってことは……俺がもらってもいいんだよね?



「尚也は本気で咲希ちゃんのこと好きだったよ。だからきっと理由があるはず」


「うん……」


そう口には出すけど、本心は違う。


だってこれはチャンスじゃん。



このまま、咲希ちゃんが俺のものになればいいのに。


そう考えていた俺は、なんてひどい奴なんだろう。



このとき、1番辛かったのは尚也なのに。


俺は、そんな尚也を裏切ったんだ。




2人が別れて以来、俺と尚也が話すことはもうなかった。


近くの席で気まずいと感じるのは何度かあったけど、咲希ちゃんのためなら大丈夫。



だから、咲希ちゃんを振った尚也を敵対すべきなんだ。


そうしないと、守れないから。