「……俺は、咲希に最低なことをした」
本当にそうかな?
尚は最低なんかじゃない。
ただ、好きって気持ちが空回りしてただけ。
「そんな俺だけど、一緒に生きてくれますか?」
ねぇ、尚?
私達、何度もすれ違って、傷ついて。
その度に諦めようとした。
でも、やっぱり尚じゃないとダメだよ。
「……もちろんだよっ!」
いつだって私は、無意識のうちに尚を探してる。
まるでお互いが引きつけ合う磁石のように。
きっと、離れられない─────いや、離れちゃいけない運命なんだよ。
私はそう信じたい。
尚との未来を描きたい。
愛は永遠だって思いたい。
だって、また巡り合えたんだよ?
また繋がれたんだよ?
こんな偶然なんて、あるわけないよ。



