「咲希……!」
あぁ、尚の声がする。
私の大好きな “ 太陽 ” が、やっと顔を見せてくれた。
「尚……」
「……心配したんだからな。もう不安にさせんなよ」
心配、してくれたの?
その前に、なんで病室にいるの?
そんな疑問が伝わったのか、尚は深いため息をついてから教えてくれた。
「俺が言った瞬間、倒れたんだぞ」
「なんて言ったの?」
そう聞くと、尚は顔を赤らめながらそっぽを向いた。
どうしたんだろう?
「……覚えてないのかよ」
ボソッと呟いた尚に、さらに首をかしげる。
覚えてないものは覚えてないんだもん。
ねぇ、なんて言ったの?
大事なことだったんじゃないの?
もう素直になって、本当のことを教えてよ。



