「……ほんっと、男子って元気」
そう言って呆れ顔を見せるのは桜蘭。
でも、本当は桜蘭も嬉しいんでしょ?
こうしてまた4人で話せる日がくるなんて、思ってなかったから。
桜蘭のおかげだよ。
最初、尚が桜蘭と付き合ったなんて受け入れられなかった。
嘘だって思いたかったけど、それは現実で。
何度、桜蘭になりたいって願っただろう。
でも今は、そんな過去も全部、心の中に思い出としてしまいこんで。
また新しい今日を始めればいいんだって、そう思うよ。
だってまた、前みたいに4人で笑い合えるんだ。
きっともう私達は迷わないから。
何があっても、離れない。
尚を、みんなを1人になんて絶対にしない。
もし道に迷っても、私が絶対に見つけるから。
「咲希、行くぞ」
少し先で、尚は手招きしてるのが見える。
「うんっ!」
さぁ、再び駆け出そう。
新しい今日の光とともに、君の隣へ─────。



