「ダメだよ。そんなの……」
「大丈夫だよ。先生にもちゃんと言ってきた」
そっか、先生に言ってくれたんだ。
やっぱり武琉は優しいね。
私はそんな優しさに甘えて、昨日あったことを全て武琉に話した。
泣きながら途切れ途切れ話す私に痺れを切らさず、最後まで聞いてくれた。
聞き終えた武琉は。
「そっか……。咲希ちゃんは頑張ったよ」
そう言って頭を撫でるから、思わずまた涙腺が緩んでしまった。
「尚也は本気で咲希ちゃんのこと好きだったよ。だからきっと理由があるはず」
「うん……」
理由……か。
思いつかないけど、私に最後まで隠して尚は過ごしていくのかな。
「ちょっと探ってみるよ」
「ごめんね。話聞いてくれて、あり、がと……っ」
武琉には感謝と謝罪の言葉でいっぱいだよ。
まだ知り合って2ヶ月なのに、ここまで親身になって聞いてくれるなんて。



