イケメンエリート軍団の籠の中




「私、本当に本当に、凪さんの事が大好きで……
こんなにも人を愛せるんだって、自分でもビックリするくらい、凪さんの事が大好きで…

凪さんは、一緒にアメリカに行こうって言ってくれました…
でも、舞衣にとっては簡単なことじゃないから、よく考えて答えを出してほしいって…

それで、凪さんは一週間しか待てないから、それまでに答えを出してって…」


ジャスティンはプッと笑った。


「一週間って… 短くないか??
ま、凪にとってはそれがいっぱいいっぱいなんだろうけど……」


舞衣は涙を溜めたまま困った様に頷いた。


「で、舞衣はどうするの?

どうするの?っていうより、胸に手を当てて、余計な物を全部取っ払って、そこに見えてくる答えは何?」


舞衣は胸に手を当てて、静かに深呼吸をした。


「胸に手を当てても当てなくても、凪さん事しか考えられないんです…」


ジャスティンはまたクスッと笑った。


「じゃ、もう答えは出てるじゃん。
舞衣は凪の待つニューヨークに行くって」


舞衣の目から、また涙がポロポロこぼれ出した。


「でも、でも……
私の中ではそんな簡単なものではないんです……

私は母子家庭で育ったせいで、自分の事は自分でする、人に迷惑をかけない、早く自立してお母さんを楽にさせてあげるって、そんな事を考えて育ってきました。

金銭面でも生活面でもお父さんがいなかったせいで、甘えるっていう事を知らずに今に至ってます…」